全日本マーチングコンテストを観ていて、「なぜあのバンドが金賞で、こちらが銀賞なのか」と思ったことはありませんか。マーチングの大会なのに、審査員は誰なのか、何を基準に点を付けているのか、公式サイトを見てもなかなか分かりません。

そこでこの記事では、全日本吹奏楽連盟が公開している実施規定・審査内規・規定課題・会報「すいそうがく」をたどり、審査基準・賞の決め方・規定課題、そして第1回(1988年)から第38回(2025年)までの審査員のべ237名を調べてまとめました。

この記事の要点

  • 審査の観点は創設以来ほぼ変わっていません。「演奏(音楽)が主、演技は”音と動きの調和”として従」という構図が一貫しています。
  • 変わったのは評価のつけ方です。5段階評価 → 2013年度にA・B・Cの3段階+個数指定 → 2024年度から点数換算方式(満点比80%以上が金賞)へと2回転換しました。
  • 規定課題は3つ(四角形ライン一周/各列Uターン/連続32歩以上のマークタイム)で、2010年代以降ほぼ固定されています。1つでも行わないと失格になり得ます。
  • 審査員は原則7名。実施規定第17条により理事会が選出し理事長が委嘱します。選定基準そのものは公表されていません。
  • 第1回〜第38回の審査員のべ237名のうち、マーチング指導歴を公開経歴で確認できるのは13名だけ。しかもその全員が第12回(1999年)までに集中しており、第13回(2000年)以降の26大会では1人も確認できません

全日本マーチングコンテストの審査基準は?何を見られている?

審査の観点は「演奏」と「演技」の2つです。全日本吹奏楽連盟が公開している観点は次のとおりで、演奏(音楽)が主、演技はそれに伴う”音と動きの調和”として位置づけられています

  • 演奏の観点…美しく豊かな響きを出すような奏法(ブレス、発音等)、楽譜をよく読み取ったうえでの表現(音程、リズム、ハーモニー、フレーズ、バランス等)
  • 演技の観点…音と動きの調和がとれているか、演技の構成とその出来栄え

大会の基本理念は「コンサートバンドがそのまま演奏しながらパレードをしよう」です。ドリルの複雑さや視覚効果そのものを競う大会ではない、という点が、同じマーチングでもマーチングバンド全国大会(M協)とは大きく異なります。

この違いについては 【2026】全日本マーチングコンテスト 出場校、結果 でも比較表にまとめています。

金賞・銀賞・銅賞はどうやって決まる?

2024年度(第37回)から点数換算方式になりました。審査員がつけたA・B・CをA=3点/B=2点/C=1点に換算し、満点に対する割合で決まります。

  • 80%以上 … 金賞
  • 60%以上80%未満 … 銀賞
  • 60%未満 … 銅賞

各賞の数に制限はなく、最終的に理事長が承認・決定します。それ以前(2013〜2023年度)は「過半数がAなら金賞、過半数がCなら銅賞、それ以外は銀賞」という過半数方式でした。

A・B・Cは審査員が何個つけるか決まっている?

決まっています。3段階評価は自由につけられるのではなく、理事会が毎年「審査員が付けるA・B・Cの数」を決定し、審査説明会で示された数を厳守する相対評価(クォータ制)です(審査内規第3条)。実例は次のとおりです。

  • 2018年度: マーチングコンテスト25団体 → A=9、B=8、C=8
  • 2024・2025年度: 中学生の部16団体 → A=7、B=5、C=4/高等学校以上の部18団体 → A=7、B=6、C=5

近年はAの比率がやや高め(約36%→44%)に設定されています。つまり「今年は全体的にレベルが高いから金賞を増やす」といった運用はできず、出場団体数に応じてAの数があらかじめ決まっているということです。

審査方法はどう変わってきた?

審査の観点は創設以来ほぼ不変ですが、評価方式は大きく2回転換しています。第1回(1988年)から現在までの変遷を、規定文書と会報の記載をもとに年表にまとめました。

年度(回) 変更内容
1988(第1回) 「全日本マーチングフェスティバル」として創設。規定課題のある「コンクールの部」と自由演技の「フェスティバルの部」の2部門制。審査員5名(コンクールの部のみ審査)
1988~2012 「演奏(技術)」「演奏(表現)」「演技」「音の動きと調和」の4観点をA~Eの5段階で評価、上下カットして集計し金・銀・銅を決定
1991(第4回) 肩書きが「審査員(コンクールの部)/講評者(フェスティバルの部)」に
1992(第5回) 「コンクールの部」→「パレードコンテストの部」に改称
1996(第9回) 肩書きが「審査員」に統一
1999(第12回) 審査員を5名→7名に増員(以後現在まで)
2004(第17回) 大会名を「全日本マーチングコンテスト」に改称
2007(第20回) フェスティバルの部を廃止しパレードコンテスト基準に統一。「音楽を重視したマーチングのより一層の美しさ」を掲げる
2013(第26回) 審査方法の大転換。A・B・C3段階評価へ(吹奏楽コンクールと同時期)。審査員が付けるA・B・Cの個数を理事会が毎年決定し「審査説明会で示された数を厳守」する相対評価(クォータ制)。賞は「過半数A=金/過半数C=銅/その他=銀」
2024(第37回) 賞決定方式の転換。2日間開催・前半/後半を独立した大会として実施。A=3点/B=2点/C=1点に換算し満点比80%以上=金賞、60%以上=銀賞、60%未満=銅賞(各賞の数に制限なし)

規定の根拠は全日本マーチングコンテスト実施規定(昭和62年10月23日制定)と同審査内規(昭和63年3月6日制定)の2つです。実施規定第17条に「審査員は理事会で選出し、これを理事長が委嘱する。審査員の人数は原則として7名とする」と定められています。

規定課題(規定演技)では何をしないといけない?

2025年度時点で規定課題は3つあり、出演者全員(ドラムメジャーを含む)が行う必要があります。いずれか1つでも行わなかった場合は失格になり得ます。

  1. 四角形ライン一周…3列以上の隊列が四角形ラインに沿って行進しながら一周します。隊列の一番外側が常に20mライン上またはその外側にあること、行進は連続し隊列全体が停止しないことが条件です。コーナー(90度方向転換)の方法は自由です。
  2. 180度方向転換(各列Uターン)…3列以上の隊列がセンターラインに沿って行進しながら1回以上行います。方向転換の前後に2歩以上の直進が必要で、ドラムメジャーも自ら180度Uターンします(Iの字ターン可)。
  3. 足踏み演奏(マークタイム)連続32歩間以上…かかとがはっきり上がっていることが確認できるように行います。32歩目で次の動作に移ることは可能で、マークタイム中のピボットも認められています。

規定課題は1つでも行わなかった場合は失格になり得ます。身体的事情による免除は事前届出・許可制なので、当日の申し出では認められません。

規定課題はどう変わってきた?

驚くほど安定しています。現行の3課題は少なくとも2010年代以降ほぼ完全に固定されており、理事会でも毎年「従来どおりの規定課題で行なう」と承認されています(2019・2022・2024年度で確認)。2024年度の変更は「ドラムメイジャー→ドラムメジャー」という表記統一のみでした。

  • 1988〜2006年度: 規定課題があるのは「コンクールの部(のちパレードコンテストの部)」のみ。「フェスティバルの部」は規定課題なし・大道具/手具/服装も自由でした。
  • 2007年度(第20回): フェスティバルの部を廃止し、規定課題を全団体必須化。規定演技に関する最大の転換点です。
  • 2012年度: メジャーバトン・フラッグの放り投げ禁止(危険防止)、ピット楽器の使用禁止。

なお、創設期(1988〜2000年代前半)の規定課題の詳細は、Web上の公開資料では確認できませんでした。

審査員は何人?どうやって選ばれる?

原則7名で、理事会が選出し理事長が委嘱します。ただし選定基準・経緯は公表されていません。会報「すいそうがく」の理事会報告から分かるのは次の点です。

  • プロセス: 毎年7月頃の理事会で「全国大会(秋季事業)審査員候補一覧」が協議されます。同じ連盟のアンサンブルコンテストの例では「全日吹連理事、支部理事長から推薦いただいた方々を対象に、三役にて検討し、交渉していく」と明記されており、マーチングコンテストも同様の推薦ベースとみられます。
  • 人数の推移: 第1回〜第11回は5名、第12回(1999年)から7名になり現在に至ります。
  • 構成の実態: 7名は原則として互いに異なる楽器の専門家(フルート/オーボエ/クラリネット/サクソフォーン/トランペット/ホルン/トロンボーン/ユーフォニアム・テューバ/打楽器から7種)で、年により作曲家・指揮者が1名入ります。所属はプロオーケストラ奏者と音楽大学教員がほぼ全てで、東日本(N響・東京フィル・日本フィル・東京佼成ウインドオーケストラ等)と西日本(大阪フィル・大阪交響楽団・Osaka Shion Wind Orchestra・関西の音楽大学等)のバランスも概ね考慮されています。

マーチング経験のある審査員はいる?

2000年以降はいません。第1回(1988年)から第38回(2025年)までの審査員のべ237名のうち、公開されている経歴からマーチング指導歴・活動歴を確認できるのは13名(全体の5.5%)で、その全員が第12回(1999年)までに集中しています。つまり第13回(2000年)から第38回(2025年)までの26大会(うち2020年は中止)では、マーチング経験を確認できる審査員が1人もいません

初期に入っていたのは、日本マーチングバンド協会(JMBA)系の指導者たちでした。

  • 秦和夫(阪急百貨店吹奏楽団、箕面自由学園高校マーチングコーチ) … 第1回
  • 原田元吉(ヤマハ吹奏楽団、日本マーチングバンド協会) … 第1回・第3回
  • 福住政博(『指導者のための幼児のマーチング』著者) … 第1回
  • 鈴木竹男(阪急少年音楽隊、日本マーチングバンド協会) … 第4回
  • 山崎昌平(精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会) … 第5〜7回・第11〜12回
  • 生乃久法 … 第8回
  • 田中久仁明 … 第9〜10回

このほか、宝塚歌劇団の劇作家・演出家(内海重典・横澤英雄)が入った回もありました。

現行の審査体制は「音楽(サウンド)を楽器別の専門家7名が評価する」設計になっています。ドリルデザインや身体動作の精度といったビジュアル面を専門に審査できる経歴の審査員は確認できません。これは前述の審査観点(演奏が主・演技は音と動きの調和)や、「コンサートバンドがそのままパレード」という大会理念とは整合的です。

「マーチング経験」の判定は公開されている経歴に基づくものです。記載のない審査員が実際には経験を持っている可能性は排除できません。

歴代の審査員は誰?(第1回〜第38回)

第1回(1988年)から第38回(2025年)までの全審査員237名を、回・年度・専門・所属・マーチング経験の有無とあわせて一覧にしました。人数は第1回〜第11回が5名、第12回(1999年)以降が7名です。第33回(2020年)は新型コロナウイルス感染症の流行により中止となったため、審査員はいません(表では「(開催中止)」と表示しています)。

凡例: マーチング経験欄…○=公開経歴でマーチング指導・活動歴が確認できる/△=舞台演出等の隣接分野/―=公開経歴では確認できず(経験がないと断定するものではありません)。経歴・所属は出典(第1〜30回はWikipedia〈原出典:『全日本吹奏楽連盟80年史』〉、第31回以降は連盟会報)の記載に基づきます。SNS・公式サイトは確認できたもののみ掲載しています。

※この表は横に長いため、スマートフォンでは横にスクロールしてご覧ください。

年度 氏名 専門 経歴・所属(出典に記載のもの) マーチング経験 SNS・公式サイト等 備考
1 1988 赤松二郎 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia
1 1988 北野徹 打楽器 打楽器奏者
1 1988 秦和夫 マーチング指導者 阪急百貨店吹奏楽団、日本マーチングバンド協会、箕面自由学園高校マーチングコーチ マーチング指導の専門家
1 1988 原田元吉 マーチング指導者 ヤマハ吹奏楽団、日本マーチングバンド協会 マーチング関係者
1 1988 福住政博 マーチング指導者 『指導者のための幼児のマーチング』著者 マーチング指導書の著者
2 1989 喜田賦 クラリネット/サクソフォーン クラリネット・サクソフォーン奏者
2 1989 真島俊夫 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
2 1989 北洋 テューバ テューバ奏者
2 1989 内海重典 演出家 宝塚歌劇団の劇作家・演出家 舞台演出・ビジュアルの専門家(マーチング指導歴は不明)
2 1989 百瀬和紀 打楽器 打楽器奏者
3 1990 北野徹 打楽器 打楽器奏者
3 1990 佐倉友章 クラリネット クラリネット奏者
3 1990 田宮堅二 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
3 1990 原田元吉 マーチング指導者 ヤマハ吹奏楽団、日本マーチングバンド協会
3 1990 藤田玄播 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
4 1991 伊藤清 トロンボーン トロンボーン奏者
4 1991 小長谷宗一 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
4 1991 坂上弘志 打楽器 打楽器奏者
4 1991 鈴木竹男 マーチング指導者 阪急少年音楽隊、日本マーチングバンド協会 マーチング関係者
4 1991 松代晃明 クラリネット クラリネット奏者
5 1992 内山洋 クラリネット クラリネット奏者
5 1992 小沢千尋 ホルン ホルン奏者
5 1992 坂上弘志 打楽器 打楽器奏者
5 1992 森田一浩 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
5 1992 山崎昌平 マーチング指導者 精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会 マーチング名門校の指導者
6 1993 伊藤康英 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia 公式サイト(itomusic.com)あり
6 1993 内山洋 クラリネット クラリネット奏者
6 1993 小倉貞行 テューバ テューバ奏者
6 1993 藤井むつ子 マリンバ マリンバ奏者
6 1993 山崎昌平 マーチング指導者 精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会
7 1994 伊藤清 トロンボーン トロンボーン奏者
7 1994 今村三明 打楽器 打楽器奏者
7 1994 小串俊寿 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia
7 1994 後藤洋 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
7 1994 山崎昌平 マーチング指導者 精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会
8 1995 生乃久法 打楽器/マーチング指導 ドラマー、パーカッショニスト、マーチング指導員 Wikipedia
8 1995 関山幸弘 トランペット トランペット奏者
8 1995 塚田靖 打楽器 打楽器奏者
8 1995 仲田守 サクソフォーン サクソフォーン奏者、編曲家 Wikipedia
8 1995 森田一浩 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
9 1996 大倉滋夫 トランペット トランペット奏者
9 1996 海鋒正毅 クラリネット クラリネット奏者
9 1996 小長谷宗一 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
9 1996 田中久仁明 マーチング指導者 日本マーチングバンド協会 マーチング関係者
9 1996 藤井むつ子 マリンバ マリンバ奏者
10 1997 北洋 テューバ テューバ奏者
10 1997 櫛田胅之扶 作曲家 作曲家 Wikipedia
10 1997 島貫利博 打楽器 打楽器奏者
10 1997 田中久仁明 マーチング指導者 日本マーチングバンド協会
10 1997 前田昌宏 サクソフォーン サクソフォン奏者
11 1998 小倉清澄 クラリネット クラリネット奏者
11 1998 曽我部清典 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
11 1998 塚田靖 打楽器 打楽器奏者
11 1998 坪能克裕 作曲家 作曲家
11 1998 山崎昌平 マーチング指導者 精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会
12 1999 赤松二郎 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia この回から審査員7名体制
12 1999 勝俣良治 打楽器 打楽器奏者
12 1999 呉信一 トロンボーン トロンボーン奏者
12 1999 佐藤元昭 トランペット トランペット奏者
12 1999 森田一浩 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
12 1999 山崎昌平 マーチング指導者 精華女子高校コーチ、日本マーチングバンド協会
12 1999 横澤英雄 演出家 宝塚歌劇団、演出家 舞台演出・ビジュアルの専門家
13 2000 新井靖志 サクソフォーン サクソフォーン奏者(トルヴェール・クヮルテット) Wikipedia
13 2000 奥田昌史 打楽器 打楽器奏者
13 2000 近藤孝司 トロンボーン トロンボーン奏者
13 2000 戸部豊 トランペット トランペット奏者
13 2000 服部公一 作曲家 作曲家、音楽評論家 Wikipedia
13 2000 三村園子 フルート フルート奏者
13 2000 森田利明 クラリネット クラリネット奏者
14 2001 梅津正好 フルート フルート奏者
14 2001 木村吉宏 指揮者 指揮者、大阪市音楽団第5代団長 Wikipedia 大阪市音楽団はパレード出演の伝統を持つ
14 2001 近藤孝司 トロンボーン トロンボーン奏者
14 2001 坂上弘志 打楽器 打楽器奏者
14 2001 田中靖人 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia
14 2001 田宮堅二 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
14 2001 村井祐児 クラリネット クラリネット奏者 Wikipedia
15 2002 上原宏 ホルン ホルン奏者
15 2002 田宮堅二 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
15 2002 服部吉之 サクソフォーン サクソフォーン奏者
15 2002 宮本明恭 フルート フルート奏者
15 2002 村井祐児 クラリネット クラリネット奏者 Wikipedia
15 2002 森茂 ティンパニ ティンパニ奏者
15 2002 森田一浩 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
16 2003 内山洋 クラリネット クラリネット奏者
16 2003 織田準一 トランペット トランペット奏者
16 2003 勝俣良治 打楽器 打楽器奏者
16 2003 金井信之 クラリネット クラリネット奏者
16 2003 木村吉宏 指揮者 指揮者、大阪市音楽団第5代団長 Wikipedia
16 2003 呉信一 トロンボーン トロンボーン奏者
16 2003 前田昌宏 サクソフォーン サクソフォン奏者
17 2004 赤坂達三 クラリネット クラリネット奏者 この回から「全日本マーチングコンテスト」に改称
17 2004 奥田昌史 打楽器 打楽器奏者
17 2004 金井信之 クラリネット クラリネット奏者
17 2004 近藤孝司 トロンボーン トロンボーン奏者
17 2004 澤敦 ホルン ホルン奏者
17 2004 鈴木英史 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
17 2004 彦坂眞一郎 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia
18 2005 北野徹 打楽器 打楽器奏者
18 2005 四戸世紀 クラリネット クラリネット奏者
18 2005 高橋知己 クラリネット クラリネット奏者
18 2005 中村均一 サクソフォーン サクソフォーン奏者
18 2005 箱山芳樹 トロンボーン トロンボーン奏者
18 2005 森田一浩 作曲家 作曲家・編曲家 Wikipedia
18 2005 守山光三 ホルン ホルン奏者
19 2006 生方正好 クラリネット クラリネット奏者
19 2006 梅津正好 フルート フルート奏者
19 2006 大城正司 サクソフォーン サクソフォーン奏者
19 2006 木下牧子 作曲家 作曲家 Wikipedia
19 2006 久保義一 トランペット トランペット奏者
19 2006 坂上弘志 打楽器 打楽器奏者
19 2006 宮下宣子 トロンボーン トロンボーン奏者(出典による表記)
20 2007 赤松二郎 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia この回から部門統一(規定課題が全団体必須)
20 2007 呉信一 トロンボーン トロンボーン奏者
20 2007 齊藤匠 フルート フルート奏者
20 2007 竹原明 トランペット トランペット奏者
20 2007 藤井むつ子 マリンバ マリンバ奏者
20 2007 本田耕一 クラリネット クラリネット奏者
20 2007 丸山勉 ホルン ホルン奏者 Wikipedia
21 2008 安藤芳広 打楽器 打楽器奏者
21 2008 市川智子 フルート フルート奏者
21 2008 大浦綾子 クラリネット クラリネット奏者
21 2008 大城正司 サクソフォーン サクソフォーン奏者
21 2008 荻野昇 トロンボーン トロンボーン奏者 Wikipedia
21 2008 杉山眞彦 トランペット トランペット奏者
21 2008 須山芳博 ホルン ホルン奏者
22 2009 市川智子 フルート フルート奏者 この回から大阪城ホールに固定
22 2009 井手詩朗 ホルン ホルン奏者
22 2009 稲本耕一 クラリネット クラリネット奏者
22 2009 大津立史 サクソフォーン サクソフォン奏者
22 2009 奥田昌史 ティンパニ ティンパニ奏者
22 2009 新田幹男 トロンボーン トロンボーン奏者
22 2009 古田俊博 トランペット トランペット奏者
23 2010 市川智子 フルート フルート奏者
23 2010 大城正司 サクソフォーン サクソフォーン奏者
23 2010 小倉貞行 テューバ テューバ奏者
23 2010 島貫利博 打楽器 打楽器奏者
23 2010 杉山眞彦 トランペット トランペット奏者
23 2010 須山芳博 ホルン ホルン奏者
23 2010 橋本眞介 クラリネット クラリネット奏者
24 2011 市川智子 フルート フルート奏者
24 2011 井手詩朗 ホルン ホルン奏者
24 2011 大城正司 サクソフォーン サクソフォーン奏者
24 2011 寺田由美 打楽器 打楽器奏者
24 2011 中村めぐみ クラリネット クラリネット奏者
24 2011 古田俊博 トランペット トランペット奏者
24 2011 宮下宣子 トロンボーン トロンボーン奏者(出典による表記)
25 2012 安藤芳広 打楽器 打楽器奏者
25 2012 池上政人 サクソフォーン サクソフォン奏者
25 2012 竹本義明 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
25 2012 箱山芳樹 トロンボーン トロンボーン奏者
25 2012 橋本眞介 クラリネット クラリネット奏者
25 2012 久永重明 ホルン ホルン奏者
25 2012 前田綾子 フルート フルート奏者 Wikipedia
26 2013 須山芳博 ホルン ホルン奏者 この回から3段階評価(A・B・C)に変更
26 2013 竹内雅一 クラリネット クラリネット奏者
26 2013 寺田由美 打楽器 打楽器奏者
26 2013 中村均一 サクソフォーン サクソフォーン奏者
26 2013 星野究 トランペット トランペット奏者
26 2013 丸田悠太 フルート フルート奏者
26 2013 三宅孝典 ユーフォニアム ユーフォニアム奏者
27 2014 大橋晃一 ホルン ホルン奏者 Wikipedia
27 2014 小川佳津子 打楽器 打楽器奏者
27 2014 近藤孝司 トロンボーン トロンボーン奏者
27 2014 竹本義明 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
27 2014 長瀬敏和 サクソフォーン サクソフォーン奏者
27 2014 七澤英貴 オーボエ オーボエ奏者 Wikipedia
27 2014 本田耕一 クラリネット クラリネット奏者
28 2015 小串俊寿 サクソフォーン サクソフォーン奏者 Wikipedia
28 2015 加藤明久 クラリネット クラリネット奏者
28 2015 須山芳博 ホルン ホルン奏者
28 2015 田中弘 トランペット トランペット奏者 Wikipedia
28 2015 藤井むつ子 マリンバ マリンバ奏者
28 2015 松岡裕雅 オーボエ オーボエ奏者
28 2015 若狭和良 トロンボーン トロンボーン奏者
29 2016 大塚哲也 テューバ テューバ奏者
29 2016 岡崎耕二 トランペット トランペット奏者
29 2016 中島大之 ホルン ホルン奏者
29 2016 中村均一 サクソフォーン サクソフォーン奏者
29 2016 平子久江 打楽器 打楽器奏者
29 2016 福田淳 オーボエ オーボエ奏者
29 2016 丸尾卓巧 クラリネット クラリネット奏者
30 2017 芦田修次 クラリネット クラリネット奏者(くらしき作陽大学)
30 2017 大津立史 サクソフォーン サクソフォーン奏者
30 2017 岡崎耕二 トランペット トランペット奏者
30 2017 奥田昌史 打楽器 打楽器奏者
30 2017 近藤孝司 トロンボーン トロンボーン奏者
30 2017 前田綾子 フルート フルート奏者 Wikipedia
30 2017 丸山勉 ホルン ホルン奏者 Wikipedia
31 2018 上原宏 ホルン 東京佼成ウインドオーケストラ
31 2018 小串俊寿 サクソフォーン 東京音楽大学 Wikipedia
31 2018 寺田由美 打楽器 打楽器奏者
31 2018 星野究 トランペット 日本フィルハーモニー交響楽団
31 2018 本田耕一 クラリネット 大阪音楽大学
31 2018 三宅孝典 ユーフォニアム Osaka Shion Wind Orchestra
31 2018 宮下英士 フルート 武蔵野音楽大学
32 2019 小川裕雅 打楽器 エリザベト音楽大学
32 2019 須山芳博 ホルン 武蔵野音楽大学
32 2019 田中靖人 サクソフォーン 東京佼成ウインドオーケストラ Wikipedia
32 2019 新田幹男 トロンボーン NHK交響楽団
32 2019 福田淳 オーボエ Osaka Shion Wind Orchestra
32 2019 古田俊博 トランペット 東京フィルハーモニー交響楽団
32 2019 本田耕一 クラリネット 大阪音楽大学
33 2020 (開催中止) 新型コロナウイルス感染症の流行により中止
34 2021 飯守伸二 サクソフォーン 大阪音楽大学
34 2021 植木保彦 トランペット 元東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
34 2021 大島弥州夫 オーボエ 大阪フィルハーモニー交響楽団
34 2021 加藤明久 クラリネット 昭和音楽大学
34 2021 高鍋歩 打楽器 Osaka Shion Wind Orchestra
34 2021 中島大之 ホルン 昭和音楽大学
34 2021 若狭和良 トロンボーン エリザベト音楽大学
35 2022 秋山かえで クラリネット 洗足学園音楽大学
35 2022 小川佳津子 打楽器 武蔵野音楽大学
35 2022 福井健太 サクソフォーン ブラス・エクシード・トウキョウ
35 2022 古田俊博 トランペット 東京フィルハーモニー交響楽団
35 2022 森本英希 フルート テレマン室内オーケストラ
35 2022 矢巻正輝 トロンボーン 大阪交響楽団
35 2022 吉野竜城 テューバ 関西フィルハーモニー管弦楽団
36 2023 粟生田直樹 クラリネット 東京吹奏楽団
36 2023 池田重一 ホルン 大阪音楽大学
36 2023 井上麻子 サクソフォーン 大阪音楽大学
36 2023 木村美千子 打楽器 打楽器奏者
36 2023 竹原明 トランペット 元Osaka Shion Wind Orchestra
36 2023 福島弘和 作曲家 作曲家 Wikipedia
36 2023 松岡裕雅 オーボエ 日本フィルハーモニー交響楽団
37 2024 井手詩朗 ホルン 国立音楽大学 この回から2日間開催・前半/後半独立大会化、点数換算方式導入
37 2024 生方正好 クラリネット 元東京フィルハーモニー交響楽団
37 2024 大島弥州夫 オーボエ 大阪フィルハーモニー交響楽団
37 2024 小串俊寿 サクソフォン 東京音楽大学 Wikipedia
37 2024 河野玲子 打楽器 東邦音楽大学
37 2024 鈴木浩二 テューバ 九州交響楽団
37 2024 松田貴之 トランペット 大阪交響楽団
38 2025 上田浩子 クラリネット 大阪音楽大学
38 2025 大城正司 サクソフォン 洗足学園音楽大学
38 2025 大友太郎 フルート 国立音楽大学
38 2025 笠野望 バストロンボーン 日本センチュリー交響楽団
38 2025 木村達志 打楽器 東京フィルハーモニー交響楽団
38 2025 白石実 トランペット 広島文化学園大学
38 2025 森博文 ホルン 東京音楽大学

よくある質問(FAQ)

Q. 全日本マーチングコンテストの審査員は何人ですか?

原則7名です。全日本マーチングコンテスト実施規定第17条で「審査員は理事会で選出し、これを理事長が委嘱する。審査員の人数は原則として7名とする」と定められています。第1回(1988年)から第11回(1998年)までは5名で、第12回(1999年)から7名になりました。

Q. 全日本マーチングコンテストの審査員はいつ発表されますか?

大会前に全日本吹奏楽連盟の公式サイトで発表されます。各回の部門ページ(例:第38回なら「第38回全日本マーチングコンテスト 高等学校以上の部」のページ)に「審査員(50音順)」として氏名・楽器・所属が掲載されます。連盟会報「すいそうがく」では、開催前の号では「審査員 交渉中」と記載されていることが多く、確定前の段階では名前は分かりません。

Q. 金賞はどうやって決まりますか?

2024年度からは点数換算方式です。審査員がつけたA・B・CをA=3点/B=2点/C=1点に換算し、満点に対する割合が80%以上なら金賞、60%以上80%未満なら銀賞、60%未満なら銅賞になります。各賞の数に制限はありません。ただし審査員がつけられるA・B・Cの個数は理事会が毎年決めているため、実質的には相対評価です。

Q. 規定課題をやらないとどうなりますか?

失格になり得ます。規定課題は「四角形ライン一周」「180度方向転換(各列Uターン)」「足踏み演奏(マークタイム)連続32歩間以上」の3つで、出演者全員(ドラムメジャーを含む)が行う必要があります。身体的事情による免除は事前届出・許可制です。

Q. 審査員にマーチングの専門家はいますか?

2000年以降は確認できていません。第1回から第38回までの審査員のべ237名のうち、公開経歴からマーチング指導歴を確認できるのは13名で、全員が第12回(1999年)までの就任です。現在は各楽器のプロオーケストラ奏者と音楽大学教員で構成されており、演奏(音楽)を評価する設計になっています。

まとめ

全日本マーチングコンテストの審査は、「演奏が主、演技は音と動きの調和」という観点が創設以来一貫している一方で、評価のつけ方は5段階 → A・B・Cの個数指定 → 点数換算方式へと2回転換してきました。規定課題は3つで、2010年代以降ほぼ固定されています。

そして審査員は原則7名、各楽器の専門家で構成され、第13回(2000年)以降の26大会ではマーチング経験を公開経歴から確認できる審査員がいません。この事実は、この大会が「マーチングの巧拙」ではなく「動きながらの演奏の質」を測る大会として設計されていることを、はっきりと示しています。ドリルや視覚効果で競いたい団体にとってはマーチングバンド全国大会(M協)のほうが評価軸が近い、という判断材料にもなるはずです。

2026年(第39回)の大会情報・出場校・結果速報は 【2026】全日本マーチングコンテスト 出場校、結果 に、会場である大阪城ホールの座席の選び方は 大阪城ホールのマーチング観戦ガイド にまとめています。

出典

この記事について

  • 本記事は2026年7月時点の公開資料に基づく調査です。制度は年度ごとに改定される場合があります。
  • 「マーチング経験」欄は公開経歴に基づく判定で、記載のない審査員が実際には経験を持っている可能性は排除できません。
  • SNS・公式サイトは網羅的に調査できておらず、Wikipedia記事が存在する審査員のみリンクを記載しています(個人SNSは誤同定のリスクがあるため未記載)。
  • 第1〜30回の審査員の肩書きは大会当時のものです。同一人物でも回により表記が異なる場合があります。